天国までの100マイル 浅田次郎
やばい。
この本はヤバイ。
気になってたけど読んだことが無かったので買ったんですが
一気に読んじゃいました。
浅田次郎といえば、
「壬生義士伝」では主人公の回想の場面ごとに
ホントにやばかった記憶がありますし
「鉄道員(ぽっぽや)」では主人公が気付く場面でやばかった。
して、この「天国までの100マイル」。
来たねぇ。これ。
例えば通勤電車の中で朝から口がへの字になって泣いてしまいそうになるとか
帰りのバスの中で、一旦本を膝の上においてため息をつき、夜空を見上げたくなるとか
これでもか、これでもか、と
鼻水垂らして泣かせようとする波が寄せては返し、寄せ手は返しする
そんな本です。
映画を見なかっただけに
余計にキタ。
泣ける本をお探しの方にはお勧めです。
「憑神」も一緒に買ったから
こっちも楽しみですな。
by hama_kenbunroku
| 2007-12-22 20:40
| 日々見聞録